世の中にはたくさんのダイエット方法があふれていますね。
間違えたダイエットをし続けていると、将来的に体力がなくなってしまったり、体調や精神がボロボロになってしまったり…
結果、ダイエット前のほうが健康だった!という失敗をしてしまうかも。
しっかりと自分の身体を分析して、”自分だけの”ダイエット方法をみつけましょう!
体重計を体組成計に変える
ついつい憧れるモデル体型。
モデル体重の160cmで48kg、150cmで40kg…という情報に目が行き、それが理想の体重になってしまいます。
K-POPアイドル事務所は体重制限に厳しく、食事管理が徹底されているようです。
しかし、体重というのは筋肉量/水分量/脂肪/内蔵/骨 と様々なものの総合量であり、 体重の上下を気にしていても、本質を見れていないことになります。
また、実際の食生活が体型の変化として現れるのは3ヵ月かかるので、長い目での生活習慣の改善を目標にしないと失敗に終わってしまう可能性が高いのです。
体組成計には、体脂肪率/内臓脂肪レベル/筋肉量/基礎代謝量/水分量/推定骨量
と詳細な分析をしてくれるため、毎日計測をしていれば、何をした時に数字が変化するのか、なんとなく分かってきます。
PFCバランス
自分に必要なエネルギー量をきちんと守り、体内に脂肪をためる働きを極力抑える行動をすれば、自然と余計な脂肪はなくなります。
P…Protein(たんぱく質)
F…Fat(脂質)
C…Carbo(糖質)
厚生労働省が推奨する1日のPFCバランスは
ローカロリーな食事をしていても体型が変わらない…という方は、このバランスを見直す必要があります。
体重と同じで、中身を見なくてはいけないんですね。
自分の栄養摂取量を知る
1.除脂肪体重
除脂肪体重=脂肪の重さを除いた、骨・筋肉・水分・内臓の重さ
例:50kg – 50 × 0.25(体脂肪率) = 37.5kg (除脂肪体重)
2.1日の総摂取カロリー
除脂肪体重の40倍が摂取するのにふさわしいカロリー 30倍が基礎代謝といわれます。
例:37.5kg(除脂肪体重)× 40 = 1,500kcal(1日の総摂取カロリー)
37.5kg × 30 = 1,125kcal(基礎代謝)
3.必要たんぱく質量
除脂肪体重の2倍以上
例:37.5 × 2 = 75g
75g × 4kcal(たんぱく質1g) = 300kcal
4.必要脂質量
総摂取カロリーの20%
例:1,500kcal(1日の総摂取カロリー)× 0.2 = 300kcal
300kcal ÷ 9kcal(脂質1g) = 33g
5.必要炭水化物量
総摂取カロリーから、たんぱく質、脂質量を引いた値
1,500kcal(1日の総摂取カロリー)- 300kcal(たんぱく質)- 300kcal(脂質)= 900kcal
900kcal ÷ 4kcal(炭水化物1g)= 225g
結果 たんぱく質 = 75g 脂質 = 33g 炭水化物 = 225g
となります。この数値を目安に一日の献立を決めましょう。
体重の増減は一週間単位でみること、「3日で痩せる!」という謳い文句がありますが、実は体の水分量が減っているだけなので、結局あとからよりエネルギーを吸収し、元に戻ってしまいます。
また、基礎代謝よりもカロリーを減らさないことが大事です。
身体が飢餓モードに入り、余計に太りやすい体質に変わってしまいます!
痩せるよりも健康になる という意識で、一度正しい食生活の指標をつくってみませんか?